2段階胚移植とはどういうものか。

通常の胚移植+胚盤胞移植の2段構えの移植法。

体外受精には、通常の初期胚と胚盤胞を時間差をおいて移植する、2段階胚移植と呼ばれる方法があります。

初期胚移植+胚盤胞移植”2段階胚移植となるわけですが、この移植法を開発した滋賀医科大学の産婦人科チームは、プラスアルファの効果があると主張します。

この方法が発表された当時、妊娠率が実に75%という驚異的な数字で紹介されました。

しかし、その後多くの医療機関で追試験をおこなったところ,このような成績が出ないこともわかってきました。

しかしながら,通常の初期胚移植のみよりは妊娠率が高いことも事実です。

それでは初期胚を移植したあとに胚盤胞を移植すると、Amazonのベジママなどの妊活サプリを使うよりもどのようなメリットがあるのでしょうか?

滋賀医科大学のチームによれば、4〜8分割卵の初期胚は、子宮内膜に対してシグナルを送り、これによって内膜が着床しやすくなるように準備を始めるというのです。

いっぽう、子宮内膜に着床寸前の状態にある胚盤胞には、このようなシグナルを送ることができないそうです。

要するに、2段階胚移植とは、最初に移植する1~2個の初期胚を、いわばダミーとして用い、子宮内膜の環境が整ったところで本命の胚盤胞を移植するというわけです。

ところで,滋賀医科大学産婦人科のホームページによれば,「最初に移植する初期胚自身にも着床することを期待します」との記述があります。

これでは最初から多胎になること期待しているようにも受け取れます。